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その13: 音量の調節

機材の接続ができたら、電源を入れましょう。

ミキサーの音量が0になっていることを確認して、
AD-5、ミキサー、パワーアンプの順に電源を入れます。
これは、入力→出力の順番です。

電源を入れたら音量の調節をしましょう。
まずはマイクです。
その13: 音量の調節_e0003331_21505475.jpg

ミキサーのチャンネル1の全てのつまみと、
右下のメインの音量を12時に合わせます。

つまみの角度を伝えるときに、
このように何時という言い方をします。
これはつまみを時計盤に見立てたとき、
何時の位置に合わせる、という意味です。

つまみの調節をするときは、微妙な角度にしたりせずに
(ときにはそれが必要になることもありますが)
時計の1時間単位で調節するようにすると、
あとで同じ設定を再現するのが楽になります。

マイクに向かってなるべく大きな声を出してもらって、
適切な音量になるように
GAIN(チャンネル1の一番上にある黒いつまみ)を調節します。

このGAINのつまみは
一番下の白いつまみよりも幅広く音量が変化します。
ここでGAINの位置を決めたらもう動かさないようにして、
あとは白いつまみを使って音量を調節するようにします。

次はギターの音量を調節します。

ミキサーのつまみを動かす前に、
AD-5のつまみを設定します。
その13: 音量の調節_e0003331_21512498.jpg

AD-5には、ギターの音を変える色々なつまみがついています。
ここでは、最もニュートラルな音が出る設定にしてから
音量を調節しましょう。

まず、下段にある四つのつまみは全てエフェクターのつまみです。
これらを全て0(0時じゃなくて、ゼロ。左一杯に回す)にします。

中段右の二つのつまみはハウリングを防ぐためのつまみです。
この二つも0にしましょう。

中段の一番左にあるつまみが、AD-5のメインの音量です。
その隣の四つのつまみはイコライザー(音質を調節する)です。
この五つのつまみは12時に設定します。

上段の二つのつまみが、
ピエゾとマグネティックそれぞれの音量を調節するつまみです。
マグネティックにピックアップをつないだので、ピエゾは0にしておきます。
ここのマグネティックのつまみを使って、音量を調節します。

アコギをなるべく大きな音で鳴らしてもらいます。
このときはまだスピーカーから音は出ません。
そのとき、AD-5にある「PEAK」というランプが点灯するときは、
入力レベルが大きすぎます。
このランプが点灯しない程度に大きくマグネティックのつまみを設定します。

AD-5の設定ができたら、ミキサーのチャンネル2を設定します。
マイクのときと同様に、全てのつまみを12時に設定してから、
GAINを調節して適切な音量にします。

これでPAシステムを使うことができます。
次はマイクとギターを2本つなげる方法を説明します。
by hiro_pamanu | 2005-07-09 22:27 | PA講座


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