その16: AD-5のエフェクタ

AD-5には、いくつかのエフェクタが搭載されていて、
音を操作することができます。
下段の四つのつまみで効果を設定できます。



左の二つはアコギらしい音を作り出すエフェクタです。
「BODY」はアコギの箱鳴り感を再現します。
つまみを右に回すと、低音が響くようになります。
「MIC DISTANCE」はマイクとの距離感を再現します。
つまみを右に回すと、音が丸くなります。

右の二つは一般的なエフェクタです。
「CHORUS」はインストやアルペジオに使うといい感じです。
「REVERB」はいわゆるエコーです。

自分で色々試してみて、それぞれの効果を聞いてみてください。

また、左下のスイッチを押すと赤いランプが点灯します。
その間、全てのエフェクタが無効になります。
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# by hiro_pamanu | 2005-11-19 02:14 | PA講座

その15: イコライザ

今回はイコライザについて説明します。

イコライザとは、
周波数帯域ごとに音量をコントロールして、
音質を変化させる回路です。
低音が響くようにしたり、
耳障りな高音を削ったりするといった使い方をします。

このページで説明したミキサには、
各チャンネルに低音域(LO)・中音域(MID)・高音域(HI)を操作する
3つのつまみが付いています。

e0003331_139058.jpg


各つまみは、12時の状態が標準で、
左に回すとその帯域が小さく、
右に回すと大きくなります。

ライブでは、ここを操作して
音を聞きやすくします。

ヴォーカルは低音を少し削ると、
ボワボワした感じが取れて言葉が聞き取りやすくなります。
ただし、削りすぎると暖かみのない声になってしまいます。

アコギはAD-5についているイコライザも使えます。
AD-5には超高音域(PRESENCE)のつまみもあります。
ここを大きくするとノイズが目立つので気をつけましょう。
ただし、ミキサーのイコライザのほうが効きが良いです。

アコギのイコライジングについては私も試行錯誤中ですので、
ここで書くことは参考程度にとどめておいてください。

ジャカジャカ鳴らす場合は
低音をざっくり削ってしまってもいいでしょう。
中音域も削ると、歌を邪魔しなくて良いです。

アルペジオの場合は
低音をしっかり響かせたほうがいい感じです。

あまりいじりすぎるとわけがわからなくなります。
全てのつまみが12時の状態を基準に考えましょう。
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# by hiro_pamanu | 2005-11-19 01:39 | PA講座

その14: マイク・ギターを2本接続する

マイク・ギターを2本ずつ接続する方法を説明します。

まずはマイクです。

最初に、ミキサーの電源が入っている場合は、
必ずチャンネル2の音量を0にしてください。

チャンネル2に接続されているAD-5のケーブルを抜いて、
そこに2本目のマイクを接続します。

チャンネル1と同様につまみを設定します。
同じ種類のマイクなら、同じ設定で大丈夫でしょう。

次はギターです。

もうひとつのピックアップをギターに付け、
「PIEZO」のつまみが0になっていることを確認したら、
ピックアップのジャックをAD-5背面の「PIEZO」と
書いてある端子に接続します。

(以前にも述べましたが、
AD-5はギターを2本接続する目的では作られていません。
もし別のアコギ用プロセッサが手に入ったら、
別々に接続して使用してください)

次に、さっきはずしたケーブルをミキサーに接続します。
ですがミキサーのほうにはもうXLR端子がありません。
そこで、この変換コネクタを使います。

e0003331_0383042.jpg


これを使えば、チャンネル3にバランス接続できます。
Lの端子に接続しましょう。
(ここでも、音量が0になっていることを確認してから接続してください)

とりあえずミキサーの音量つまみを12時に合わせて、
2本のギターの音量・バランスを調節します。
AD-5のLEVELのつまみを動かす必要があるかもしれません。

これで全ての接続が完了しました。
このシステムで、流しなどの簡単なライブができます。
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# by hiro_pamanu | 2005-11-19 00:39 | PA講座

その13: 音量の調節

機材の接続ができたら、電源を入れましょう。

ミキサーの音量が0になっていることを確認して、
AD-5、ミキサー、パワーアンプの順に電源を入れます。
これは、入力→出力の順番です。

電源を入れたら音量の調節をしましょう。
まずはマイクです。
e0003331_21505475.jpg

ミキサーのチャンネル1の全てのつまみと、
右下のメインの音量を12時に合わせます。

つまみの角度を伝えるときに、
このように何時という言い方をします。
これはつまみを時計盤に見立てたとき、
何時の位置に合わせる、という意味です。

つまみの調節をするときは、微妙な角度にしたりせずに
(ときにはそれが必要になることもありますが)
時計の1時間単位で調節するようにすると、
あとで同じ設定を再現するのが楽になります。

マイクに向かってなるべく大きな声を出してもらって、
適切な音量になるように
GAIN(チャンネル1の一番上にある黒いつまみ)を調節します。

このGAINのつまみは
一番下の白いつまみよりも幅広く音量が変化します。
ここでGAINの位置を決めたらもう動かさないようにして、
あとは白いつまみを使って音量を調節するようにします。

次はギターの音量を調節します。

ミキサーのつまみを動かす前に、
AD-5のつまみを設定します。
e0003331_21512498.jpg

AD-5には、ギターの音を変える色々なつまみがついています。
ここでは、最もニュートラルな音が出る設定にしてから
音量を調節しましょう。

まず、下段にある四つのつまみは全てエフェクターのつまみです。
これらを全て0(0時じゃなくて、ゼロ。左一杯に回す)にします。

中段右の二つのつまみはハウリングを防ぐためのつまみです。
この二つも0にしましょう。

中段の一番左にあるつまみが、AD-5のメインの音量です。
その隣の四つのつまみはイコライザー(音質を調節する)です。
この五つのつまみは12時に設定します。

上段の二つのつまみが、
ピエゾとマグネティックそれぞれの音量を調節するつまみです。
マグネティックにピックアップをつないだので、ピエゾは0にしておきます。
ここのマグネティックのつまみを使って、音量を調節します。

アコギをなるべく大きな音で鳴らしてもらいます。
このときはまだスピーカーから音は出ません。
そのとき、AD-5にある「PEAK」というランプが点灯するときは、
入力レベルが大きすぎます。
このランプが点灯しない程度に大きくマグネティックのつまみを設定します。

AD-5の設定ができたら、ミキサーのチャンネル2を設定します。
マイクのときと同様に、全てのつまみを12時に設定してから、
GAINを調節して適切な音量にします。

これでPAシステムを使うことができます。
次はマイクとギターを2本つなげる方法を説明します。
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# by hiro_pamanu | 2005-07-09 22:27 | PA講座

その12: スピーカー

パワーアンプからの出力を、
スピーカーに接続すれば完成です。
e0003331_22272574.jpg

端子は背面にあります。
e0003331_2227596.jpg

スピコン用の端子は二つありますが、
どちらにつないでも同じです。
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# by hiro_pamanu | 2005-07-03 22:49 | PA講座

その11: パワーアンプ

ミキサーからの出力信号は、パワーアンプで増幅され、
スピーカーへ送られます。
e0003331_21345019.jpg

これも結構年代もので、
メーカーにも交換パーツがないようなので、
大切に扱ってください。
e0003331_21424052.jpg

ミキサーからの出力を、
パワーアンプの入力端子のRに接続します。
(このパワーアンプではRがモノラルに対応しているようです)
写真では右側が入力端子です。

出力端子には、スピーカーケーブルのむき出しな方を接続します。
LRどちらでも大丈夫なはずですが、
写真では入力端子と同じRに接続しました。
スピーカーケーブルの赤いほうを+に、
白いほうを-に接続します。
赤(黒)い部品を押し下げながら、
ケーブルを挿しこみます。
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# by hiro_pamanu | 2005-07-03 22:20 | PA講座

その10: ミキサー

マイクとAD-5の出力をミキサーに接続します。
e0003331_19381163.jpg

これはBEHRINGERというメーカーのUB802というミキサーです。
(私物です)

このミキサーは、8チャンネル入力
(8本までケーブルがつなげられる)
ですが、実際につなげられる楽器は4つが限界です。
(例: マイク×2、アコギ、ベース)
それでも弾き語りには十分でしょう。

ここで説明書が読めます。
EURORACK UB802

では、接続の仕方を説明しましょう。

まず、全ての音量を0にします。
音量を調節するのは白いつまみです。
全ての白いつまみを左に一杯まで回してから接続を始めます。

マイクは1番に接続します。
1番というのはチャンネルの番号です。
左端の縦の列が1番に関係する端子とつまみです。
一番上のバランス入力端子にマイクとつながったケーブルを接続します。

同様にAD-5は2番に接続します。
2番は左から二番目の列です。

出力は右上の端子です。
L・Rの二つがあります。
今回はモノラルなのでどちらを使っても同じです。
写真ではLに接続しました。
シールドケーブルを用いて、パワーアンプに接続します。

最後に専用のACアダプターを背面の端子に接続します。
ここではまだコンセントには挿さないでください。
このミキサーには電源スイッチが無いので、
コンセントに挿すと勝手に電源が入ってしまうためです。
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# by hiro_pamanu | 2005-07-03 19:51 | PA講座

その9: AD-5

次はAD-5です。
e0003331_18353129.jpg

この赤茶色の箱は、ピックアップで拾った信号を、
よりアコギらしい音に加工して出力します。
また、バランス信号を出力することもできます。

実はAD-5は生産が終了しています。
今後、新品を入手するのが困難になることが考えられますので、
今あるAD-5を大切に使ってください。

それでは、接続の仕方を説明しましょう。
e0003331_18413032.jpg

まず、電源スイッチがオフになっていることを確認して、
ACアダプタを接続します。
写真の右下ですね。
ACアダプタは9Vのエフェクタ用のものでOKです。
(アンプラに1個あります)
まだ電源は入れないでください。

次に、ピックアップを接続します。

AD-5には入力端子が二つあり、
2つのピックアップを接続することができます。
これは、ひとつのギターの音を2種類のピックアップで取って、
その2つの信号を混ぜることでより自然なアコギの音を作るのが目的です。
ですが、アンプラでは2本のギターの音を混ぜるのに使っています。

二つの入力端子には
ピエゾとマグネティックという名前がついています。
(ピエゾもピックアップの種類です)
二つの回路に違いがあるのかはわかりませんが、
とりあえずピックアップはマグネティックの方に接続しましょう。
写真では上段左二つが入力端子です。

最後に、出力端子にケーブルを接続します。

AD-5は、バランスとアンバランス、2種類の出力ができます。
今回はノイズに強いバランス出力を使いましょう。
したがって、ケーブルはキャノンケーブルを使うことになります。

上面にL、R二つのXLR出力端子があります。
背面のステレオ/モノラル切り替えスイッチを、モノラル側にします。
これで、LRどちらに接続しても同じ出力になります。
写真ではLに接続しています。

このケーブルを、ミキサーの入力に接続します。
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# by hiro_pamanu | 2005-07-03 19:22 | PA講座

その8: ピックアップ

次にアコギの音を拾う機材について説明します。

まずはピックアップです。
e0003331_037537.jpg

これはアコギ用のマグネティックタイプのピックアップです。

マグネティックというのは、
電磁誘導を利用して弦の振動を電流に変える仕組みです。
エレキギターのピックアップと同じ原理です。

アンプラにはもうひとつ違うメーカーのピックアップもありますが、
(こちらもマグネティックです)
取り付けが少々難しいので、
アコギが一本の場合は写真のピックアップを使いましょう。
音もこっちが良い気がします。

アコギのサウンドホールに取り付けて使用します。
向きや、裏表を間違わないようにしましょう。

コードの先にはフォンプラグが付いています。
これを、AD-5に接続します。
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# by hiro_pamanu | 2005-06-27 00:40 | PA講座

その7: マイク

マイクの使い方を説明します。
e0003331_19591812.jpg

写真は、SHUREのSM58というマイクです。
(私物です)

マイクはバランス信号を出力するので、
キャノンケーブルのメス端子を接続して使います。

ひとつ気を付けて欲しいことがあります。
マイクケーブルと呼ばれるものの中に、
XLRメス―フォン(モノラル)
となっているケーブルがあります。
(本部棟で借りられるマイクにも付いてきます)
この場合、信号はアンバランスになります。

マイクには指向性というものがあって、
正面方向の音に対して
感度が高くなっています。
e0003331_2001916.gif

歌うときは、マイクを口の正面に置き、
なるべく近づいて歌ってください。

近づいたほうが歌声が太くなり、
雑音も入りにくくなります。

また、この方向にはスピーカを置かないようにしましょう。
必ずハウリングします。
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# by hiro_pamanu | 2005-06-18 20:04 | PA講座